「エチオピアオパール」色と遊ぶ、色彩豊かな天然石
- faloorafe
- 2月19日
- 読了時間: 3分
個人的に好きな天然石の中でいつまでも見ていられる天然石
それがオパールです。
ども、彫金工房Falò-orafe(ファロオラフェ)の淺野です。
今回は久々に宝石について語ってみます。
オパールと言えば何を思い浮かべますか?
オパールの代表と言えば、古くから愛されてきた
オーストラリア産の「ブラックオパール」
母岩に包まれた状態から覗くオパールが自然の雄大さを感じる「カンテラオパール」
メキシコで採れるオパールは赤く炎のような輝きをもつ「ファイヤーオパール」
この他にもマトリックスオパールや、エッグオパール等
近年では沢山のオパールがありますが、今回紹介するのは原石での輸出が2013年から制限されている「エチオピアオパール」についてです。

エチオピアオパールの美しさと魅力
エチオピアオパールは、遊色、プライオブカラーの美しさで沢山の方に愛されている天然石です。
エチオピアオパール、2008年にエチオピアのウェロ地区で初めて採掘されたのですが
それまでブラックオパールにイメージされる母岩に薄くオパール層が形成されたオパールとは違い厚みがあり、母岩がない状態にカットされると透明感と内部に広がるプレイオブカラー(遊色効果)が美しさが特徴のオパールです。
エチオピアオパールの特徴
エチオピアオパールは、非常に水分を含んでいることで知られています。
古代の火山活動によって形成され、火山の噴火によって放出されたシリカが
水分と混ざり合い数百万年かけて結晶化するエチオピアオパール
その水分含有量は3%から21%にも及びます。
すべてのオパールが水分を含んでいるので、乾燥に弱いと言われるのはこの為です。
この高い水分含有量がエチオピアオパールの柔軟性と独特の遊色効果を生み出しています。
「遊色効果」とは、オパール内部で光が屈折・散乱することで虹のような色彩を放つ現象です。
エチオピアオパールの歴史
エチオピアオパールは宝石としては比較的新しい天然石ですが
実はその歴史は古代にまでさかのぼります。
古代エチオピアの人たちは、この宝石を装飾品や宗教的な儀式に使用していました。
エチオピアオパールは、当時からその美しさで沢山の人々を魅了してきました。
エチオピアオパールの産出は2008年ウェロで始ま
急速に宝石市場で多くの人の注目を集めるようになりました。
っそれまでオパールといえばオーストラリア産が主流でしたが
エチオピアオパールの登場によってオーストラリア産一強の時代に終止符が打たれたのです。

エチオピアオパールの最大の魅力は、その豊かな色彩と独特の遊色効果にあります。虹色に輝くオパールは、まるで小さな宇宙を手にしているかのような感覚を与えてくれます。
写真は当工房にあるエチオピアオパールを使用し
オーダーメイドにて制作したフックピアスです。
使用したオパールはドロップのエチオピアオパール
フックピアス部分はシルバ925を使用し
シンプルながら色鮮やかなオパールのピアスに仕上げました。

当店にあるエチオピアオパールの中から
お客様ご自身で好みの色や形状を選んで頂いてハンドメイドでの制作したフックピアス
一つ一つ違う色彩をもつオパールを選ぶ楽しさと
選んだオパールを使用した世界で一つだけのピアスが完成する喜びを感じて頂けたら幸いです。
この他にもジュエリー、アクセサリーのオーダーメイド
リフォーム、ご修理をお受けしております。
ご来店が難しい場合は郵送でのご対応も可能ですので
お気軽にご相談ください。
彫金工房Falò-orafe(ファロオラフェ)
〒544-0014
大阪府大阪市生野区巽東2-5-32
定休日:木曜日 ※予約制
Instagram:@falo_orafe
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